明神の森と水無月さん 京都府福知山市

水無月神社

明神の森とかつて言われていた森にある水無月さんの社。今は森の入り口が鹿柵に囲まれてしまっているので入れず、忘れられた森になっています。

明神の森と言う名前も今そう言っている人は聞いたことがありません。

この森のすぐそばには川が流れていて昔は森を囲むように川があったそうです。社は500年以上、もしかしたら600年以上前からここにあったようですが、今の社はおそらく昭和の時代に建て直されたものです。

瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)が祀られています。
もろもろの禍事・罪・穢れを川から海へ流すとあると言うことは、昔台風などの氾濫は多かったこの地域はそれを治める意味で作られたのかなと思います。

知っている人に聞くと社の中には特に何もないそうで考えてみると、明神の森とあるのでここに神様が確かにおられると考える方が意味合い的には確かかも知れません。

戦前は境内で盆踊りもあり、夜店も出ていたそうです。父の話では昔はあちこちで盆踊りなどのお祭りがありそれが楽しみだったと聞きますから、この小さな境内も人で一杯になったかと考えると不思議な気分がします。

明神の森と社

明神の森と社

祭りの日、昔はこの社に続く道に所狭しと、屋台が並んだそうですが、今となってはまったく想像も出来ません。

4 COMMENTS

仲谷裕美

こんばんは。
大阪市に在住しております仲谷裕美と申します。
丹波、福知山の記事を興味深く拝読させて頂いております。
人のいない静かなご神気に満ちた神社などを好んで参拝しており、兵庫県は面積も広く神社数も多いので、彫刻の美しい侘び寂びの社がたくさんあり興味を惹かれています。
丹波、福知山あたりもじっくりと巡ってみたい土地のひとつです。

この記事の明神の森水無月社もとても気になります。
森には入れないという事ですが、差し支えなければもう少しご由緒や所在地などを教えて頂くことはできますでしょうか?
いきなり不躾なお願いをしまして申し訳ありませんがお手隙のときにメッセージを頂ければ幸いです。
お忙しい中、申し訳ございませんがよろしくお願い致します。

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たそがれ トンボ

こんにちは。返答が遅れました。
この森は今もありますが、地元の人間でも入るのは至難の業です。管理もほとんどされていないので、このままの姿を残すと言う意味でも、残念ながら案内出来ません。
入れない多くの理由はたどり着くまでに鹿柵が張り巡らされていて、入る為には私有地に入らないと辿り着けないからです。
彫刻の美しい社や、地元の人や地元の職人が作った絵馬も素敵ですよね。僕も見るのが好きです。また時間が空きましたら歴史資料もアップしたいと思います。

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仲谷裕美

ご返信ありがとうございます。
森の奥にひっそりと佇まれているのですね。
願わくば水無月のお祭りが復活して、いま一度祈りの場となって欲しいです。
管理をされて長く在り続けてほしいです。
思いを巡らせ遠い地より手を合わせたいと思います。
ありがとうございました。

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たそがれ トンボ

木々に囲まれて、毎年一度は管理をされているので、長くそのままで維持されるのではと思います。食べるものが無いので、獣にも荒らされないでしょう。過疎の進んだ地域なので先の事は分かりませんが、残念ながらお祭りは復活しないと思います。なぜならほとんどの人がそこに社があることを忘れてしまっているので。コロナで通常のお祭りも無くなりましたが、小さなお祭りが僕も好きなので、落ち着いたらまた賑やかになると良いですね。

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